本文へ移動
横浜市南部エリア(戸塚区・泉区・保土ヶ谷区・港南区等)の
 不動産売却のことなら
 どんなことでも栄光商事にご相談ください!
 
   査定無料!・スピード査定!
   高価買取!・秘密厳守!
 
 
地域に密着
不動産のことなら栄光商事まで!
詳しくはこちらをクリック!
 
 
 
 
 
 
オススメの物件が満載 
借りたい!
 詳しくはこちらをクリック!
 
 
 
 
 
 
豊富な情報から選べる
買いたい!
詳しくはこちらをクリック!
 
 
 
 
 
 
入居率UPのために
貸したい!
詳しくはこちらをクリック!
 
 
 
 
 
 
カンタン無料売却査定
売りたい!
詳しくはこちらをクリック!

栄光商事ブログ

宅地建物取引業法 第四十七条

2018-06-04
今回はちょっと真面目なテーマです。
この内容を書こうと思った理由は、この業界が少しでも良くなるために、そして不動産業者から騙されたと後悔するお客様が少しでもいなくなればいいという思いからです。
 
さすがに特定の社名等はお伝えすることはできませんので、ある程度は皆様のご想像にお任せいたします。。。

最近、前職の後輩から連絡があり、マイホーム購入に関して相談を受けました。
 
「実は昨日戸塚区〇〇町のオープンハウスに行ったのですが、この物件どう思いますか??」
 
その物件情報を見てすぐにピンときました。
よくよく知っている物件だったからです。
 
昨年、その物件のすぐそばで売り物件の仲介をしたときに周辺の物件情報をよく調査していたのでその内容を後輩に教えました。
 
私が仲介した物件は昨年10月に契約を交わしましたが、後輩が見た物件はその時点ですでに売り出し中の新築戸建てでした。

つまり約9か月は売り出しを行っている物件です。
 
 
そんな話を伝えたところ後輩から衝撃的な発言が。
 
「え・・・、そうなんですか、、、。その業者からはこのエリアは滅多に出ない場所で、最近出たばかりって言われたんですよね・・・。」
「あと、仮に将来売ることになっても戸塚だから間違いなく購入価格で売れますよ!って力強く言われました。。。」

ほんとびっくりでした。今時そんな営業をしている営業がいるもんだと。

私の知りうる範囲で、その物件の半径約100m圏内で、ここ2~3年の間に売り出した新築戸建ては10現場を超えてます。
 
それだけ物件がでるエリアなのに滅多に出ないってよく言えたものだと。
それに将来の状況なんてわかる訳がないのに、よくも購入価格で売れます!なんて言えたもんだと。
 
あまりに酷い誘導だったようで怒りさえ覚えました。
 

ただ、実際その業者がやったことは単純に宅建業法上違反なことだと思ってます。

宅地建物取引業法 ~一部抜粋~
(業務に関する禁止事項)
第四十七条 宅地建物取引業者は、その業務に関して、宅地建物取引業者の相手方等に対し、次に掲げる行為をしてはならない。
一 宅地若しくは建物の売買、交換若しくは貸借の契約の締結について勧誘をするに際し、又はその契約の申込みの撤回若しくは解除若しくは宅地建物取引業に関する取引により生じた債権の行使を妨げるため、次のいずれかに該当する事項について、故意に事実を告げず、又は不実のことを告げる行為
イ 第三十五条第一項各号又は第二項各号に掲げる事項
ロ 第三十五条の二各号に掲げる事項
ハ 第三十七条第一項各号又は第二項各号(第一号を除く。)に掲げる事項
ニ イからハまでに掲げるもののほか、宅地若しくは建物の所在、規模、形質、現在若しくは将来の利用の制限、環境、交通等の利便、代金、借賃等の対価の額若しくは支払方法その他の取引条件又は当該宅地建物取引業者若しくは取引の関係者の資力若しくは信用に関する事項であつて、宅地建物取引業者の相手方等の判断に重要な影響を及ぼすこととなるもの
第四十七条の二 宅地建物取引業者又はその代理人、使用人その他の従業者(以下この条において「宅地建物取引業者等」という。)は、宅地建物取引業に係る契約の締結の勧誘をするに際し、宅地建物取引業者の相手方等に対し、利益を生ずることが確実であると誤解させるべき断定的判断を提供する行為をしてはならない。
 
 
まさしくこの条文に該当します。
 
宅地建物取引士試験では学ぶ内容ですが、不動産業界に従事する者としては知っていなければならないものだと思います。
 
ただ、残念ながら後輩にこのような営業をかけたのが、最近首都圏を中心に勢いよく拡大している某企業のある支店の若いセンター長であったといいます。

何も知らない若手の新人が必死な思いで言ったのなら可愛いものですが(でも違反は違反ですけど)、センター長自らとは・・・
 
この会社の評判はよく入ってくるのですが、若い社員が多く、いわゆるいけいけのノリで営業をしているとのこと。
正直いい評判はあまり聞かないです。

結局後輩はオープンハウスに行ったその翌日中に結論を出してくれとクロージングにあったのですが私の話を聞いて安心して断ったとのこと。
 
後輩がその物件を買った方が良かったのか買わなかった方が良かったのかはわかりませんが、後輩からは感謝されました。
 
営業をやっていると、迷っているお客様の背中を押してあげることも大事なことであると思うこともあります。
中には背中を押してもらいたいお客様もいらっしゃいます。
 
 
でも、

虚偽の内容を伝えたり、不確定な内容を断言して背中を押すことは絶対にいけないことです。

もしもそういった営業からの話を真に受け、お客様が被害を被った場合、その営業はどう責任を取るつもりなんでしょうか。
 
 
一人の営業として、馬鹿正直すぎる思いかもしれませんが、私は絶対に真摯な姿勢でお客様と接し続けようと強く思えた出来事でした。
TOPへ戻る